精神疾患の中でも、統合失調症や躁鬱病よりも軽度であり、原因が器質的なものでない疾患を指します。

心理的要因によって生じる心身機能障害の総称をいいますが、最近は症状によっての診断基準が主流となってきているため、神経症という言葉はあまり使われていないようです。

主に、心理的不安や長期にわたって心に負荷がかかってしまうために発症することが多いといわれています。

人は誰しも、不安や恐怖の感情というものがありますが、神経症とはその感情の為、社会生活への支障や身体の不調にまで及んでしまっている状態のことをいいます。

神経症には、様々なタイプがありますが、代表的なものとして、社会不安障害(恐怖症)、全般性不安障害(不安神経症やパニック障害)、気分変調症(抑うつ型神経症)、強迫性障害(強迫神経症)、心気症、離人性障害(離人症)、解離性障害(ヒステリー)などがあります。

基本的に神経質、完璧主義、融通が利かない、ストレスを溜めやすい人はなりやすい傾向が強く、ある程度いい加減でおおらか、適当に物事を考えられる人はなりにくい傾向があります。