人はそれぞれ苦手な、例えば虫、場所、動物他様々なものを個々に待っているものです。

成長過程において、ある恐怖体験をした時に、対外的なものに対して人間の脳は自身を守る手段としてある一定もの、(虫、場所、人、動物他)に自身が対象を恐怖に植え付けることがあります。

例えば、蛇が大嫌い、ゴキブリが大嫌い、蜘蛛が大嫌いなど。

身近なものや軽度のものに対してはよく見受けられる現象です。

何故かと問われても、苦手で嫌いなものは嫌としか思い様がなく、これはある種の条件刺激です。

これを恐怖の条件付けといい、多くは幼少期、または予期していなかった事態に対してのショックなどから、恐怖体験の記憶が形成されることがあります。

人間関係などにおいて、男性が怖い、女性が怖い、学校が怖いなど、社会的なことに置いて条件付けされてしまうと、社会生活において極めて生きづらい状況となることがあります。これが酷くなったものが、心的外傷ストレス症候群というものであり、専門病院での治療が必要です。

水の音を聞いただけで身体が震えてくる。

ある匂いを嗅いだだけで、どうしようもない恐怖にさいなまれるなど、こうなってしまうと社会生活にまで支障が出てくることがあり、これを改善してゆくことをしなければその人は精神的にドンドン追い詰められ、また別の精神疾患を起こしてしまうことがあります。

大したことはない、虫や動物などが対象になっている間は、まだ放置していても、きらいなものは嫌いで大丈夫ですが、大きなショックを体験すると脳は勝手に「物」や「場所」と危険や恐怖を結び付けてゆくのです。

軽度の場合は、その関連づけてしまった事柄や出来事を自身が理解することにより、改善してゆくことが可能ですが、その恐怖がどこから発生してきたのかわからなくて、そしてそのことにより生活に支障があらわれている場合は、きっかけとなった物事を、専門家の先生の力を借りて、ゆっくり紐解き、記憶から状況把握を客観的に自身がみつめていき、思う恐怖は自らの防衛本能からの刷り込みが入ってしまっていたことを、自身が理解してゆくことが最重要です。

学校自体が怖い。会社自体が怖い。なぜだかわからないけれども耐えられないなどの状況にあれば、登校拒否、出社拒否をひきおこすこともあります。心的外傷ストレス症候群の治療に有効なのは、認知行動療法などがありますので、専門治療をしている病院、自分と相性の良いドクターを見つけ、生きづらさの改善をしてゆきましょう。